金利とFXの関係|なぜ金利で為替が動くのか、初心者向けに解説

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金利とFXの関係|なぜ金利で為替が動くのか、初心者向けに解説

fx-hajime編集部より:この記事を読むと、FXでよく話題になる「金利」が、そもそも何なのか、なぜ為替(かわせ)と関係すると言われるのかが、基本から分かります。案内役は、5歳の先生まどかと、金融会社の新入社員はじめ君です。

はじめ君
先生、ニュースで「金利が上がると円が…」ってよく聞くんですけど、金利ってFXと関係あるんですか?
はじめ君
まどか
まどか先生
とっても大事なところに気づいたね! 金利は、為替を考えるうえで、よく話題にのぼるテーマのひとつなの。今日は「金利って何?」から、「なぜ為替と関係すると言われるの?」まで、順番に見ていこうね。
はじめ君
お願いします! 正直、金利って言葉だけでむずかしそうで…。
はじめ君
まどか
まどか先生
だいじょうぶ♪ かみくだいて説明するね。
金利とFXの関係(お金は高金利の通貨へ集まる)
金利とFXの関係(お金は高金利の通貨へ集まる)

そもそも「金利」ってなに?

はじめ君
まず、金利って何ですか?
はじめ君
まどか
まどか先生
金利は、お金を貸し借りするときにつく「利息の割合」のことだよ。たとえば、お金を預けると少し利息がついたり、お金を借りると利息を払ったりするでしょ? その「どれくらいの割合か」を示すのが金利なの。
はじめ君
預けたら増える、借りたら払う、あの割合ですね。
はじめ君
まどか
まどか先生
そう。そして、FXでよく話題になるのは、その国全体の基準になる金利=政策金利(せいさくきんり)だよ。これは、その国の中央銀行が決める、いちばんおおもとの金利なの。
はじめ君
政策金利…! 国ごとに、基準の金利があるんですね。
はじめ君
まどか
まどか先生
うん。日本には日本の、アメリカにはアメリカの政策金利があって、それぞれの国の景気や物価の様子に合わせて、中央銀行が調整していくの。

政策金利は、だれが決めるの?

はじめ君
その政策金利は、だれが決めるんですか?
はじめ君
まどか
まどか先生
その国の中央銀行だよ。日本なら日本銀行(日銀)、アメリカならFRB(連邦準備制度)が有名だね。中央銀行が、定期的に会合を開いて、政策金利をどうするかを話し合って決めるの。
はじめ君
前に教わった「日銀の会合」や「FOMC」が、それを決める場なんですね!
はじめ君
まどか
まどか先生
よく覚えてたね♪ そのとおり。だから、金利に関わる会合や発表は、為替の世界でも広く注目されやすい、と言われるんだよ。

なぜ金利が「為替」と関係すると言われるの?

はじめ君
で、いちばん気になるのが…なんで金利が為替と関係するんですか?
はじめ君
まどか
まどか先生
よく説明されるのは、お金は、より高い利息がつくほうに集まりやすい、という一般的な考え方だよ。たとえば、同じお金を置いておくなら、利息が高いところのほうがうれしい、って感じるよね。
はじめ君
たしかに、利息が高いほうがいいなって思っちゃいます。
はじめ君
まどか
まどか先生
その「気持ち」が、世界中の大きなお金の流れになると、為替(=ある国のお金と別の国のお金の交換)にも関わってくる、と説明されることが多いの。だから、2つの国の金利の差=金利差(きんりさ)が、為替を語るときによく話題になるんだよ。
はじめ君
金利差…! 2つの国の金利を比べるんですね。
はじめ君
まどか
まどか先生
そう。ただし、ここでひとつ大事なことを言うね。

「金利が上がったら円高/円安」と決めつけない

はじめ君
じゃあ、金利が上がったら、その国のお金は必ず上がるんですか?
はじめ君
まどか
まどか先生
そこは、まどかは断定しないの。「一般に、こういう理屈で語られることが多い」という説明はできるけど、実際の相場は、金利だけで決まるわけじゃないんだよ。
はじめ君
えっ、そうなんですか。金利だけじゃない…。
はじめ君
まどか
まどか先生
うん。景気の様子、物価、世界のできごと、みんなの気持ち…たくさんの要素が同時に関わっているの。だから「金利が上がったから必ずこうなる」とは言えないし、まどかは相場の方向を予想することはしないよ。
はじめ君
なるほど…。理屈は知っておくけど、決めつけない、が大事なんですね。
はじめ君
まどか
まどか先生
そのとおり♪ 「金利は為替を考えるときの大事な材料のひとつ」。この受け止め方が、いちばん安全でまっすぐなんだよ。

スワップポイントと金利

はじめ君
あと、FXで「スワップポイント」って言葉も聞きます。これも金利と関係ありますか?
はじめ君
まどか
まどか先生
関係あるよ。スワップポイントは、取引する2つの国の金利差から生まれる調整のやりとりのことなの。ポジションの持ち方によって、受け取ることもあれば、支払うこともあるよ。
はじめ君
もらえたり、払ったりするんですね。
はじめ君
まどか
まどか先生
うん。ここも大事なんだけど、「スワップで必ず得をする」みたいな話ではないの。金利差は状況によって変わるし、為替そのものの値動きで損が出ることもあるから、スワップだけを見て判断するのは危ないよ。まどかは、儲かる・儲からないの断定はしないからね。
はじめ君
スワップだけで判断しない…メモしました。
はじめ君
まどか
まどか先生
えらい♪ 言葉の意味を知っておくのは大事だけど、「必ず◯◯できる」という話は、この世界には無いと思っておくくらいが、ちょうどいいんだよ。

金利を見るときの注意

はじめ君
金利について、最後に気をつけることはありますか?
はじめ君
まどか
まどか先生
2つあるよ。1つめは、さっきも言ったけど、金利だけで為替は決まらないこと。あくまで、たくさんある材料のうちのひとつだよ。
はじめ君
金利は材料の1つ、と。
はじめ君
まどか
まどか先生
2つめは、「必ず」という言葉に気をつけること。「金利が上がれば必ず◯◯」「スワップで必ず得する」みたいな話を見かけたら、いったん立ち止まってね。相場に「必ず」は無い、というのが基本の心がまえだよ。
はじめ君
必ず、は疑う。しっかり心に留めます!
はじめ君
まどか
まどか先生
その慎重さが、いちばんの味方になるよ。金利の意味と、為替とのつながりの「考え方」が分かっていれば、ニュースもぐっと分かりやすくなるはず♪

身近なたとえで、もう一度

はじめ君
金利差って、いまいち実感がわかなくて…もっと身近なたとえはありますか?
はじめ君
まどか
まどか先生
じゃあ、2つの貯金箱で考えてみよっか。Aの貯金箱は、預けておくとたくさん利息がつく。Bの貯金箱は、あまり利息がつかない。さて、あなたなら、同じお金をどっちに置いておきたい?
はじめ君
うーん、それはAのほうがうれしいかも…。
はじめ君
まどか
まどか先生
そうだよね。その「Aのほうがうれしい」という気持ちが、世界中の大きなお金で集まると、Aのお金(=利息の高い国のお金)に関心が向きやすい、と一般には説明されるの。これが「お金は高い利息のほうに集まりやすい」という考え方だよ。
はじめ君
なるほど…! 貯金箱で考えると、すっと入ってきます。
はじめ君
まどか
まどか先生
ただし、ここでも念のためだけど、これは「よく語られる理屈」であって、実際にそのとおりに動くと決まっているわけではないの。みんなが同じことを考えるとは限らないし、ほかの事情もたくさんあるからね。

「高金利通貨」「低金利通貨」ってなに?

はじめ君
FXの記事で「高金利通貨」って言葉も見かけます。これは何ですか?
はじめ君
まどか
まどか先生
政策金利が高めの国のお金を高金利通貨、低めの国のお金を低金利通貨と呼ぶことがあるよ。あくまで「呼び名」で、そのときの各国の金利しだいで、どの通貨が該当するかは変わっていくの。
はじめ君
固定じゃなくて、そのときどきで変わるんですね。
はじめ君
まどか
まどか先生
そう。それに、大事なのはここ。高金利通貨だから必ずお得、低金利通貨だから不利、というわけではないの。金利が高い国には、その国なりの事情があることも多いし、為替そのものの値動きで損が出ることもあるからね。
はじめ君
「高金利=お得」と単純に思っちゃダメなんだ…。
はじめ君
まどか
まどか先生
うん。言葉の意味は知っておくと便利だけど、「高金利だからいい」みたいな決めつけはしない。これも、まっすぐな受け止め方だよ。

金利のほかに、為替に関わると言われるもの

はじめ君
さっき「為替は金利だけで決まらない」って言ってましたよね。ほかに何があるんですか?
はじめ君
まどか
まどか先生
たくさんあるよ。よく語られるのは、たとえば景気の様子や物価の動き、世界のできごと(政治や国どうしの関係など)、それに市場に参加している人たちの気持ち・空気なんかもね。
はじめ君
お金の流れって、いろんなものが混ざってるんですね…。
はじめ君
まどか
まどか先生
そうなの。だから、金利のニュースひとつを見て「これで為替はこう動く」とは言えないんだよ。金利は、あくまでたくさんある材料の、大事なひとつ。この距離感で見ておくのが、初心者のうちはとくに安心だよ。
はじめ君
金利は主役級だけど、主役はほかにもいっぱいいる、って感じですね。
はじめ君
まどか
まどか先生
うまい言い方♪ まさにそんなイメージでいいと思うよ。

「今の金利」だけでなく「これからの見通し」も材料に

はじめ君
金利って、いまの数字を見ておけばいいんですか?
はじめ君
まどか
まどか先生
いまの水準ももちろん大事だけど、実は「これから金利がどうなりそうか」という見通しも、よく材料として語られるの。市場では、先の予想を織り込みながら動く、と説明されることが多いんだよ。
はじめ君
先のことまで、みんな考えてるんですね…。
はじめ君
まどか
まどか先生
うん。だから、中央銀行の会合のあとの記者会見や、発表される文章のニュアンスも、「これからどうなりそうか」を読み取る手がかりとして注目されることがあるの。
はじめ君
数字だけじゃなくて、説明の空気も見られてるんだ。
はじめ君
まどか
まどか先生
そうなの。ただ、ここでも「まどかは、こうなると予想する」とは言わないよ。「そういう見通しが材料として語られることがある」という、一般的な仕組みの話だけね。

金利の発表は、どうやって知るの?

はじめ君
金利の動きって、どこで知ればいいんですか?
はじめ君
まどか
まどか先生
中央銀行の会合や、政策金利の発表は、あらかじめ日程が決まっていることが多いの。それをまとめて見られるのが経済指標カレンダーだよ。「いつ・どの国の・どんな発表があるか」を、前もって確かめられるの。
はじめ君
カレンダーで、発表の予定が分かるんですね。
はじめ君
まどか
まどか先生
うん。発表の前後は値動きが大きくなることがある、とは言われるけど、まどかは「こう動く」という予想はしないよ。あくまで「いつ、そういう注目イベントがあるか」を知る目安として使ってね。
はじめ君
予定を知る道具として使う、と。予想はしない…しっかり覚えました!
はじめ君
まどか
まどか先生
その心がまえがあれば、もうだいじょうぶ♪

初心者がやりがちな勘ちがい

はじめ君
金利について、ありがちな勘ちがいも教えてください。
はじめ君
まどか
まどか先生
3つあるよ。1つめは「金利が上がれば、その国のお金は必ず上がる」という思い込み。理屈として語られることは多いけど、実際は金利だけで決まらないから、「必ず」ではないの。
はじめ君
「必ず」じゃない…。
はじめ君
まどか
まどか先生
2つめは「スワップポイントで必ず得をする」という思い込み。スワップは金利差から生まれる調整で、受け取りも支払いもあるし、為替の値動きで損が出ることもあるからね。
はじめ君
スワップだけ見て安心しない、と。
はじめ君
まどか
まどか先生
3つめは「金利のニュースひとつで、すべてが決まる」という思い込み。金利は大事な材料のひとつだけど、ほかにもたくさんの要素が同時に関わっているの。この3つに気をつければ、金利のニュースを、落ち着いて受け止められるはずだよ。
はじめ君
必ず・スワップ・ニュースひとつ…この3つに注意ですね。ありがとうございました、先生!
はじめ君
まどか
まどか先生
おつかれさま♪ 金利は、むずかしそうに見えて、「意味」と「為替とのつながりの考え方」が分かれば、ぐっと身近になるよ。あせらず、いっしょに学んでいこうね。

まどか先生のまとめ

  • 金利は、お金の貸し借りにつく利息の割合。FXでよく話題になるのは、その国の基準になる政策金利で、中央銀行(日本は日銀、アメリカはFRBなど)が会合で決める。
  • お金はより高い利息のほうに集まりやすい、という一般的な考え方から、2つの国の金利差が為替を語るときによく話題になる。ただし為替は金利だけで決まるわけではない。
  • スワップポイントは金利差から生まれる調整のやりとりで、受け取りも支払いもある。「金利が上がれば必ず◯◯」「スワップで必ず得する」といった断定には注意。相場に「必ず」は無いのが基本。

本記事は、FXや相場の仕組みを中立的にお伝えする情報提供が目的で、投資助言ではありません。売買の推奨や相場予測は行っていません。FXには損失が生じるリスクがあり、元本が保証されるものではありません。お取引は20歳以上の方を対象とし、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。

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