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fx-hajime編集部より:この記事を読むと、経済指標カレンダーによく並んでいる「要人発言」がどんな発言を指し、誰の発言が注目され、どんな場で出てくるのかが分かります。案内役は、5歳の先生まどかと、金融会社の新入社員はじめ君です。※発言の中身がどうなるかの予想は、この記事では扱いません。
はじめ君
先生、今日はカスタードプリンです。しかもつぶつぶバニラ入り!
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まどか先生
つぶつぶバニラ〜! それ、まどかがいちばんすきなやつ♪ 今日はなにを知りたい気分?
はじめ君
カレンダーを見ていたら、数字がぜんぶ空っぽの行があって…。「要人発言」って書いてあるんです。
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まどか先生
いいところに気づいたね! 今日は”人がしゃべる予定”のお話だよ。
要人発言って、なに?
はじめ君
そもそも”要人発言”って、何ですか?
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まどか先生
金融政策や経済にかかわる重要な立場の人が、公の場で話した内容のことだよ。経済指標みたいに数字が発表されるわけじゃなくて、「言葉」そのものが注目されるの。
はじめ君
指標は数字、要人発言は言葉…(メモメモ)。
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まどか先生
そう。だからカレンダーでも、要人発言の行には「前回・予想・結果」の数字が入らないことが多いんだ。載るのは、だいたい日時と、話す人の名前と役職だよ。
はじめ君
数字がないから、ぼんやり読み飛ばしていました…。
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まどか先生
数字がないぶん、「誰が」「どの場で」話すのかが手がかりになるの。今日はその2つを、順番に整理していこうね。
誰の発言が注目されるの?
はじめ君
まず”要人”って、どんな人たちのことですか?
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まどか先生
大きく分けると、①中央銀行の人 ②政府の人 ③国際機関の人、の3つで見ると整理しやすいよ。
- 中央銀行のトップ……アメリカのFRB議長、日本の日銀総裁、ユーロ圏のECB総裁など。金融政策を決める会合の”顔”にあたる役職です。
- 中央銀行の政策メンバー……副総裁・理事、日本の審議委員、アメリカの地区連銀総裁など。会合で意見を述べたり、票を投じたりする立場とされています。
- 政府の要人……財務大臣や、為替・国際金融を担当する財務官、首相など。経済や財政の方針を語る立場です。
- 国際機関の代表……IMF(国際通貨基金)など、世界経済全体についての見方を示す立場の人。
はじめ君
“地区連銀総裁”というのは…?
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まどか先生
アメリカは全国が12の地区に分かれていて、地区ごとに連邦準備銀行があるの。その代表が地区連銀総裁だよ。金融政策を決める会合には、輪番で投票権が回る仕組みとされているんだ。
はじめ君
だからカレンダーに「〇〇連銀総裁」がいくつも並ぶんですね。
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まどか先生
そういうこと。人の名前は入れ替わることもあるから、まどかは役職で覚えるのがいいと思うな。アメリカの金融政策を決める会合そのものについては、FOMC・政策金利って何? でまとめてあるよ。
はじめ君
日本側だと、日銀総裁や審議委員ですね。
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まどか先生
うん。日本の会合のしくみは、日銀・金融政策決定会合って何? を見てみてね。会合そのものと、そこにいる人の発言は、セットで追うと分かりやすいの。
発言はどんな「場」で出てくるの?
はじめ君
要人って、いつしゃべるんですか? 思いついたときに、ぽろっと…?
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まどか先生
ううん、たいていは“場”が決まっているの。大きく①記者会見 ②議事要旨・議事録 ③講演・スピーチ ④議会証言の4つを覚えておくと、カレンダーがぐっと読みやすくなるよ。
はじめ君
①の”記者会見”は、なんとなく想像がつきます。
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まどか先生
金融政策を決める会合の直後に、トップが決定の理由や考え方を説明する場だね。決めた内容そのものだけじゃなく、説明の言い回しも材料として受け止められることがある、って言われてるよ。
はじめ君
決定が”結論”で、会見が”理由”。
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まどか先生
そのイメージでいいと思う。会見は決定の発表から少し時間をおいて始まるのがふつうだから、カレンダーには会見の予定時刻が別の行で載ることも多いの。
はじめ君
②の”議事要旨”は、聞き慣れない言葉です…。
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まどか先生
会合でどんな議論があったかを、後日あらためてまとめて公表するものだよ。アメリカのFOMCの議事要旨は、会合のおよそ3週間後に公表されるとされているの。日本では「主な意見」が比較的早めに、「議事要旨」は次の会合の後に公表されるのが一般的、と言われているよ。
はじめ君
会合が終わったあとにも、注目される日が来るんですね。
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まどか先生
そう。”終わったはずのイベントの続き”が、後日カレンダーに戻ってくる感じだね。日付が離れているぶん、うっかり見落としやすいところかも。
はじめ君
③の”講演”は、会合とは関係ない日でも入るんですか?
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まどか先生
うん。シンポジウムや経済団体の会合などに招かれて話す場だから、会合と関係ない日にも入るよ。毎年夏にアメリカで開かれるジャクソンホール会議(カンザスシティ連銀が主催する経済シンポジウム)は、講演の場としてよく知られているの。
はじめ君
へぇ〜。会合じゃない日に発言の予定が入るのは、これだったんですね。
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まどか先生
そうそう。あと、講演のあとに質疑応答がつくこともあって、そこでの受け答えのほうが話題になる場合もあるんだって。
はじめ君
④の”議会証言”は…裁判みたいな響きです。
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まどか先生
こわいものじゃないよ。議会に呼ばれて、金融政策について報告したり、議員の質問に答えたりする場のこと。アメリカでは、FRB議長が年に2回程度、議会で金融政策の報告と証言を行うのが慣例とされているの。
はじめ君
質問されるとなると、予定になかった話題も出そうですね。
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まどか先生
そこが証言の特徴だね。用意した原稿の部分と、その場のやり取りの部分があるの。カレンダーに載るのは開始の時刻だけど、やり取りはそのあとも続くよ。
はじめ君
この4つ以外にも、しゃべる場はありますか?
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まどか先生
あるある。新聞やテレビの単独インタビュー、パネル討論、国際会議のあとの記者会見……いろいろ。ただ、こういうのは予定が直前に決まることもあるから、カレンダーに載らない発言もある、って頭の片すみに置いておいてね。
なぜ為替で注目されるの?
はじめ君
でも先生、どうして”言葉”がそんなに注目されるんですか?
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まどか先生
一般にね、金融政策の方向性についての見方は、為替の世界で広く意識されるテーマのひとつとされているの。数字の発表は決まった日にしか出ないけど、発言はそのあいだをつなぐ手がかりとして受け止められることがあるんだ。
はじめ君
発表と発表の、すきまを埋める感じですか。
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まどか先生
近いと思う。それに発言は”決まった事実”じゃなくて”考え方”だから、受け取り方に幅が出やすいの。同じ話でも、重く見る人と、そうでもないと見る人がいるんだね。
はじめ君
やっぱり、前後は動きやすいんですか?
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まどか先生
発言や会見の前後で値動きが大きくなることがある、とは言われてるよ。でもまどかは、誰が何を言うかの予想も、そのあとどうなるかの予想もしないの。ここで話すのは「なぜ注目されるのか」までね。
はじめ君
承知しました。言葉の意味と、予定だけ、でしたもんね。
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まどか先生のまとめ
- 要人発言は、金融政策や経済にかかわる重要な立場の人が公の場で話した内容。数字ではなく「言葉」が注目される。
- 注目されるのは、中央銀行のトップや政策メンバー、政府の財務大臣・財務官、国際機関の代表など。人の名前より役職で覚えると追いやすい。
- 発言が出る主な場は、①記者会見 ②議事要旨・議事録 ③講演・スピーチ ④議会証言の4つ。予定が直前に決まって、カレンダーに載らない発言もある。
- 金融政策の方向性をめぐる見方は為替で広く意識されるため、発言も材料として受け止められることがあり、前後は値動きが大きくなることがある、と言われる。
カレンダーでの見方
まどか先生
要人発言の行は、指標の行とちょっと見え方が違うよ。
- 予定の日時(日本時間で表示)
- 発言する人の名前と役職(「FRB議長」「日銀総裁」のように書かれます)
- 重要度(星や記号のアイコン)。役職によって重要度の扱いが変わることがあります
- 前回・予想・結果の数値は入らないことが多い(数字の発表ではないため)
はじめ君
数字の欄が空いていたのは、そういうことだったんですね。
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まどか先生
うん、こわれているわけじゃないから安心してね。あと、会合の決定と記者会見が別の行で並ぶこともあるから、時刻はよく見てね。カレンダー全体の読み方は、経済指標カレンダーとは?初心者向けの見方・使い方 にまとめてあるよ。
はじめ君
数字のない行の意味が、やっと分かりました! ありがとうございました、先生!
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まどか先生
よくがんばりました♪ じゃ、つぶつぶバニラのプリンで、ひと休みしよ!
本記事は、経済指標やFXの仕組みを中立的にお伝えする情報提供が目的で、投資助言ではありません。売買の推奨や相場予測は行っていません。FXには損失リスクがあり、取引の最終判断はご自身の責任で。
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